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- ストーリー
ストーリー
第一章《紅夜の化け物》
ある日、邪神Qにより世界の空は紅黒い夜空へと染まった。そんな世界に現れたのは…六つの化け物たち。
それは《海》《豊穣》《蜘蛛》《大地》《星》《罪と罰》…六つの理が邪神の力によって化け物として世界に現れてしまった。
化け物たちは王国内で暴れ回り、森羅万象と有象無象を血で染める。
Qは語る。「それは世界に必要不可欠なものたち。世界を潤すものたち。世界のため、正義のため、って言うみんななら、どうすればいいかわかるでしょ?」
いずれにせよ、世界を護るためには化け物たちと闘わなければならない。
間違いは一度足りとも赦されない。
世界を巡る、穢れた話の始まり。
- 【化け物:海】
名前/海:ポセイドン
青黒いラインがいくつも入っている巨大な白鯨。それは空という海を泳ぎ、口から吐く大量の水で人々を溺死させる、海という理から生まれた化け物。普段は海流のように穏やかだが、人を見ればすぐさま攻撃をしてくるような、そんな野蛮且つ凶暴な化け物である。邪神Qに作られたことから神の力を持っているようだ。これは海の主。怒らせてしまえば海を怒らせたのも同じ。海からの怒りは恐ろしいものだ。なにせ、水害を起こされるんだから。海の神とは違う、海の支配者である。 - 【化け物:豊穣】
名前/豊穣:フレイア
プラチナブロンドの長髪に色白の肌、白いローブを着、その体は神聖そのもののような輝きを放っている。それは全ての農作物、植物を使い物にできなくし人々を餓死させる、豊穣という理から生まれた化け物。普段は人のいない廃村にいるが、そこから王国内の畑や作物を枯れさせている、豊穣に似つかわしくないことをしている、見た目とは裏腹に性悪な化け物である。邪神Qに作られたことから神の力を持っているようだ。これは豊穣の主。恵みを持っている美しい豊穣を敵に回してしまえば、作物は二度と王国に芽吹かないことだろう。豊穣の女神とは違う、豊穣の支配者である。 - 【化け物:蜘蛛】
名前/蜘蛛:アトラクナクア
黒く巨大な禍々しい蜘蛛。それは世界全ての虫を操り、時には食べ、虫害を起こしたりし毒殺する、蜘蛛から生まれた化け物。普段は非常に大人しく、じっと岩か置き物のように動かないが、攻撃や侮蔑を受ければたちまち癇癪を起こし、人々を殺す化け物である。邪神Qに作られたことから神の力を持っているようだ。これは蜘蛛の主。普段は毒や針を見せない虫は、密かにそれらを獲物へと静かに定めている。それを怒らせれば、虫は人々の肉や血を喰らう人食い虫となることだろう。蟲の神とは違う、蜘蛛…虫の支配者である。 - 【化け物:大地】
名前/大地:ドハラ
巨人のように大きく土人形のように土でできた人型で角が生えている。大地にヒビを入れ、地殻変動を起こし地震災害で人々を殺す、大地から生まれた化け物。大地と同化し、静かに息を潜めていますが一度その目を覚ませば暴れ回るように大地を操り、人々を殺す化け物である。邪神Qに作られたことから神の力を持っているようだ。これは大地の主。息はとても静かだが、ある時に一気に人々を殺し、暮らす土地までも奪う、その性質はまさに大地そのもののよう。大地の神とは違う、大地の支配者である。 - 【化け物:星】
名前/星:ヌト
黒く、下の方に連れて紫色の宇宙空間のような色をしているグラデーションのクラゲ。それは体の周りに星を散りばめらせ、触れた者を精神的ショックで殺す、星から生まれた化け物。普段はフレンドリーに関わってくれるようだが、それは演技のようで隙を見せてしまえばすぐさま星に触れさせ殺そうとする、嘘が得意な化け物である。邪神Qに作られたことから神の力を持っているようだ。これは星の主。星のように美しく光を放っているが、それは未だ解明されていない謎を秘めておりそれを見てしまえば脳のキャパシティを超えて死んでしまう。星神とは違う、星の支配者である。 - 【化け物:罪と罰】
名前/罪と罰:ネメシス
白銀の長い髪に蜂蜜のように蕩けた色の瞳を持つ、黒のワンピースの上から黒のローブに身を包んでいる少女。それは時に人々に殺し合いをさせ全滅させたり、天罰と言い人々を勝手に殺す、罪と罰から生まれた化け物。人柄と呼べそうなものは明るく、だがどこか病んでいて気が狂っている、罪と罰とはなんなのかを説く化け物である。邪神Qに作られたことから神の力を持っているようだ。これは罪と罰の主。世界ができた時から存在している、表裏一体の悪と正義はどちらも穢れている。罪神、罰神とは違う、罪と罰の支配者である。